二つの星が輝いている二つの星が歌っている、愛の歌、心の歌
歌が流れる、微笑みがひろがる、愛の世界を作るため二つの星はひとつになり、ちからいっぱい輝き続けた
安らぎの時がなくとも、恋する時がなくとも星は満足でした
歌がある、歌が人生でありそれがすべてであった
そして今、ひとつの星は二つの星となり新しい旅立ちをはじめる
ひとつの星にさよならをつげるために・・・
(城 達也のナレーションより)
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- オープニング
- 可愛い花
- 情熱の花
- 恋のバカンス
- ローマの雨
- 心の窓に灯を
- ふりむかないで
- 銀色の道
- 恋のフーガ
- ザ・ヒット・パレード・メドレー
- (with 伊東ゆかり&中尾ミエ)
- ヴァケイション
- 恋の日記
- アイドルを探せ
- 夢見るシャンソン人形
- ボーイ・ハント
- 電話でキッス
- 恋の売り込み
- 可愛いベイビー
- ヘロー・メリー・ルー
- ダイアナ
- シェリー
- ミスター・ベースマン
- ジョニー・エンジェル
- ブーべの恋人
- 君は我が運命
- 渚のデイト
- ロコ・モーション
- メロンの気持ち
- レモンのキッス
- そよ風にのって
- 恋の片道切符
- 悲しき16才
- ネイビー・ブルー
- 悲しき雨音
- 砂に消えた涙
- 悲しき街角
- イエスタディ
- 浮気なあいつ
- 男と女
- ワン・ノート・サンバ
- トルコ行進曲
- 愛のフィナーレ
- ラヴァー・カム・バック・トゥ・ミー
- ザッツ・ア・プレンティ
- ホェン・ユー・スマイル
- (伊東ゆかり)
- ブギウギ・ビューグル・ボーイ
- イマジネイション
- プラウド・メアリー
- (尾崎紀世彦)
- ディア・ハート
- 帰り来ぬ青春
- ウナ・セラ・ディ東京
出演
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ザ・ピーナッツ
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伊東ゆかり
中尾ミエ
尾崎紀世彦
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宮川 泰
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谷 啓
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ハナ 肇
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伊藤嘉章
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ハナ肇
「ピーナッツ、長い間ご苦労様。
今まで皆さんのザ・ピーナッツだったのが、これからは日出ちやん、月ちゃんになって、今度は逆にものを見る立場になります。どうか幸せな人生をつかんでください。
思い起こせば、16年前あなたたちが名古屋から上京するときに家族のみんなが駅まで送りに来てくれたときにお父さんがホームで泣いちゃったんだってね。今日また、あなたたちの最後だというので来てくれました。」
お父さん
「ご苦労様」
ピーナッツ
「・・・・・・・・」(涙)
ハナ肇
「それじゃぁ歌ってくれる?最後の歌を。」
♪ウナ・セラ・ディ東京・・・ |
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「ねぇ、あなた本当に歌、やめちゃうの?」
「あなたは?」
「16年もずーっと歌ってきたでしょ。
もしも歌をやめたら
寂しくってたまんないんじゃないかなと思って」
「そうねぇ、私たち寂しいときも楽しいときも
ずっと歌を歌ってたものね」
「歌、なくなっちゃったらどうしよう」
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「こうして歌ってまいりますと、1曲1曲大変懐かしく
思います。そしてそんな時の状況がはっきりと思い出されます」
「悲しいことはなるべく忘れて、
楽しいことばかりを胸に
16年間二人で助け合ってやってまいりました」 |

谷 啓 |
練習量ってすごいのかしら。 |
ピーナッツ |
曲を覚えることはするけど、合わせるということはしたことがない。 |
宮川 |
あのね、練習しなくても目でフンフンと合図するだけで合っちゃうんだよ。双子だからね。 |
ピーナッツ |
でもね先生、今回こういう事(引退)になって、いろんな譜面を調べたら1500曲は合いますね。一曲一曲に想い出がありますけど、その中でステージで必ず歌う歌があるんです。
私たちの大好きな歌。
「愛のフィナーレ」 |
宮川 |
僕も自分の曲の中でこれが一番好きなの。
いつもピーナッツが歌ってくれてとてもうれしい。 |

♪ブギウギ・ビューグル・ボーイ |

宮川 |
えー、喜んで良いのか悲しんで良いのか
わからないけど、おめでとう。
おめでたくはないんだ!気持ちは。 |
ピーナッツ |
ごめんなさい。 |
宮川 |
僕が初めて「可愛い花」のアレンジをやってから
ずいぶんたくさんの曲を書いたけど、
全部で何曲くらいになるのかな? |
ピーナッツ |
シングルは78枚くらい。 |
宮川 |
そうすると裏表で150曲以上になるね。
その中には僕の曲もたくさんあるけど、
最近またブギウギが流行ってきたので
これで一発当てよう!
と思ったとたんにやめになっちゃって。
でも最後の曲が悲しくないからいいよね。 |
ピーナッツ |
明るく、カラッとして。 |
宮川 |
タイトルは |
ピーナッツ |
浮気なあいつ! |
宮川 |
でもさあ、引退しても絶対に歌わないというんじゃなくて、よくほら、ナツメロ歌手という人がいるけど、ああいうのでもない、こうなんか小さい所でいいから2年か3年に一回くらいで「ピーナッツ・ショー」ってダーッてやりたいなあ。 |

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★ザ・ピーナッツ最後の言葉・・・・・・・・・・・
16年間があっという間に過ぎてしまったように、今夜もいつのまにか時間がたってしまいました。
今夜こうしていろんな懐かしい歌や新しい歌を歌うと、
私たちの16年間の歌手生活も本当に幸せだったとつくづく感じます。
そして最後に、、、たくさんの皆様のお力で素晴らしい引退が出来たことを心から感謝いたします。 |
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★曲目(タイトル)に関しては当日テレビを見ながらチエックしていたのですが、子供の時ですので間違いがあるかもしれません。
★きわめて個人的なことで申しわけありませんが、この日はクラブ活動で対抗試合があって朝から出かけていました。
試合が終わった後すぐに解散できると思っていた私は甘かった。反省とお疲れさまを兼ねて先生を含め全員で食べ物屋に入ったのです。
テレビの時間が迫ってきて私はあせりまくり、先生にお願いして途中で帰らせてもらいました。バスでは間に合わないと思いタクシーを拾って大急ぎで帰り、家に着いたのは放送15分前でした。急いでラジカセをテレビの前に置き、自分も同じくテレビの前に正座したのを覚えています。
そんな私のいつもにない真剣さに家族もだまって見てくれていました。録音は内臓マイクをテレビのスピーカーの前に持っていって行なったので、家族には黙っててくれるよう頼み、番組終了まで自分は食事もとれませんでした。
★また、かすかな記憶しかないのですが、この番組の最後にテレビ画面に「Good
Bye」だったか「さようなら」だったかの文字が現れて、それをピーナッツの二人の手が隠したのです。すごく意味ありげなそのシーンが忘れられません。復活を意味しているのかとも思いましたが、いまだにそれは実現していません。
ともかくこの番組は私にとってピーナッツ最後のそして最大の思い出として心の中に残っています。
何度繰り返し聴いたかわからないくらい、90分の番組すべてが頭の中に入っています。
★この模様は後にアポロンからビデオ化されましたが、その内容はヒット・パレード・メドレーや後半のほとんどがカットされたもので、納得できるものではありません。是非完全版の発売をお願いしたいです。 |
※2004年4月29日にスカパーのTBSチャンネルでめでたく完全ノーカット版が放映されました。
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