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可愛い花
ブロード・ウェイの子守唄
ブギウギ・ビューグル・ボーイ
風のささやき
恋のバカンス
大阪の女
情熱の砂漠
さよならは突然に
浮気なあいつ
ザ・ヒット・パレード〜メドレー
(伊東ゆかり&中尾ミエ共演)
イエスタデイ
最後の詩を教えて(布施 明)
プラウド・メアリー
モーニン
イマジネイション
クレイジー・キャッツとの
「シャボン玉ホリデー」再現
スーヴェニール東京(ドイツ語) ラヴァー・カム・バック・トゥ・ミー
ダンケ・シェーン
心の窓に灯を(藤田まことと)
情熱の花
ふりむかないで
ローマの雨
東京の女
銀色の道
恋のフーガ
帰り来ぬ青春 愛のフィナーレ
ウナ・セラ・ディ東京
可愛い花
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以下商品化されていない部分を中心に当日の模様をリポート。2004年9月30日追記
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「ブギ・ウギ・ビューグル・ボーイ」の後そのまますぐに「風のささやき」のイントロが流れ、一気に16年間の思いを綴るかのような内容にぐっと来ます。
そしてピーナッツ後期のヒット曲、最後のシングル「浮気なあいつ」と続き「ザ・ヒット・パレード」メドレー。
メドレーの終わったあとゆかりさん、ミエさんのはなむけの言葉があり続いて「イエスタディ」。ここらへんはTBSの「さようならピーナッツ」のと同じですね。
続いて布施さん登場。
レコード、CDになっているのと同じおしゃべり(実はこのおしゃべりも商品によって違うのです。編集してあります。
全部集めて一つのものになる。)
クレイジー・キャッツがどの場面で出てきたのかがはっきりしないんですが、とりあえずこの後と言うことで。
オーケストラの演奏に乗ってメンバー登場。
そして「シャボン玉ホリデー」のテーマソングの最後の部分をクレイジーのメンバーが「♪シャボン玉ホリデー〜」と合唱します。
最後に牛さんの「モォ〜」のあと、全員ずっこけて植木さんの「なんだこりゃ!」と言う声が入りいつものシャボン玉ホリデーのオープニングファンファーレ、そしてピーナッツの「さよなら公演だよ、ピーナッツ!」という声。
舞台では最後の公演に合わせた様な内容の寸劇が披露されたようです。
宮川先生と圭三さんのおしゃべり
「カテリーナ・ヴァレンテ・ショーで歌ったのが“スーヴェニール東京(東京からのお土産)”という楽しい良い曲です。」
「それじゃぁピーナッツお願いします。ドイツ語でやるそうです」
で、「スーヴェニール東京」をドイツ語で歌います。
続いても圭三さん、ハナさん、宮川先生、植木さんの会話で
圭三「シャボン玉ホリデーでピーナッツも随分勉強したでしょうね」
ハナ「そうですね、16年間のシャボン玉の占めた位置と言うのは大きいね、宮ちゃん」
宮川「シャボン玉=クレイジー・キャッツ=ザ・ピーナッツですよ」
宮川「シャボン玉はすごい品の良いとこはピーナッツが担当して品の悪いところは・・むにゃむにゃ・・・」会場爆笑
圭三「なるほど、そういう解釈もある」
ハナ「それでね、いわゆるショー番組の中で、最近こういうような番組も無くなったんですけど、歌を向こうのポピュラーを取り入れて、踊りを入れたり、そういうような形でいろんな難しい曲をたくさんピーナッツ、歌ったんじゃないかな。」
ハナ「でね、圭三さん僕は思うことは、ピーナッツは日本の歌手の中で、このオープニングでいわゆるパァーッとこれだけ華やかなオープニングの歌手はいないんですよ。これというのはやはりシャボン玉の中で踊りあの中で歌った歌、それがたまたまあちらのテレビに認められて“エド・サリバン”のショーに招かれた。」
植木「カテリーナ・ヴァレンテ・ショーとかいろいろショーはあるけれど“エド・サリバン・ショー”と言うのは歴史が古い。江戸時代からやってる」会場爆笑
圭三「今日に限ってまぁ、勘弁することにしましょう」
ハナ「そのサリバン・ショーで歌った、やはりシャボンで歌ってそれをそのまま向こうに持っていった“ラヴァー・カムバック・トゥ・ミー”を」
P「はい」
圭三「あ、コリャ良い!じゃその時のアレンジのままで?お聴きいただきましょう“ラヴァー・カムバック・トゥ・ミー”」
「ラヴァー・カムバック・トゥ・ミー」
圭三「しかしねぇ、惜しまれて去るというのはタレント冥利に尽きると思いますねぇ、ホントに。素晴らしいことだと思いますねぇ。」
藤田「そういうことであたくしがここへ出てきたというわけでして。」
圭三「いやぁ、わざわざ大阪から」
藤田「最後だというので大阪の方からやって来たんですけど」
圭三「いやぁ、まこちゃんも古いでしょう?いや、古いは失礼、長い。いやいや、顔じゃない。期間が長いということで。」
藤田「あの、東京では日本テレビでクレイジー・キャッツがシャボン玉。あたくしの方はピーナッツとは舞台でずっと一緒でして昭和37年ですか、大阪のコマ劇場で初めての長期公演をやりました。その時ご一緒しましてずっとそれからピーナッツと舞台を一緒にやってたんです。」
圭三「あぁ、評判でしたよね。」
藤田「僕が好きと言うより娘が好きで、ピーナッツと仕事を始めたときはまだ生まれてなかったんですが今年10歳になる上の女の子が「心の窓に灯を」が好きで、娘のためにも是非、宮川先生よろしくお願いします。」
圭三「こりゃ素晴らしい。それじゃ良いですか?まこちゃんとやってください。私もうかがいます。」
「心の窓に灯を」3番の最後♪ホラ希望がほのぼのわくでしょう〜を藤田も一緒に歌う。
会場から「ヒデちゃーん」と声がかかる。
圭三「いまの“心の窓に灯を”で思い出しました。私事で恐縮ですが、ピーナッツがデビューした年の12月“私の秘密”から“歌の広場”で一ヶ月この歌を歌いました。影で藤原あきさんが聴いて“この子達は実力もあるし人間も素直だしきっと大物になるわよ”と言っていたのを私思い出しました。
ピーナッツはやはり実力もさることながら誰にでもに愛された、みんなが可愛がったと言うところにピーナッツのタレントとしての大成と同時に大きな幸せがあるんじゃないかと思います。まぁ、ピーナッツ、そういう意味でですね私も大好きですが“情熱の花”とか“ふりむかないで”とか“ローマの雨”“銀色の道”とっても好きです。是非ここで皆様と共にこれを私も聴かせて頂きます。歌ってください、元気出して行きましょう!はい、涙をぬぐって歌います。ピーナッツ、はい行きます、どうぞ!」
「情熱の花」
「ふりむかないで」
「ローマの雨」
「銀色の道」
「東京の女」
「恋のフーガ」
「帰り来ぬ青春」
この歌が終わり拍手が鳴り止まぬ中♪恋の終わりは〜と静かに「愛のフィナーレ」が始まる。
そして後半の曲の盛り上がり、ピーナッツの熱唱です。
これをレコード(CD)に収録しなかったのは大きなミスと言わざるを得ない。
「愛のフィナーレ」の後長い長い拍手。
そして「ウナ・セラ・ディ東京」
この歌の後ピーナッツが何かしゃべっているんですが聞き取れません。
多分ファンに向けての言葉だと思うのですが。
アンコール「可愛い花」
最後に高橋圭三さんからピーナッツへお別れと感謝の言葉があります。が、これもよく聞き取れませんでした。
これでザ・ピーナッツの歌のすべての幕が下りた・・・。
さようなら・・・。
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全体にテレビの「さようならピーナッツ」と似た構成ではありますが、伝わってくるものは全然違います。
二人の歌唱、東京ユニオンの演奏、すべてが鬼気迫ってくるようなもので、きちんと受け止めないとそのパワーに負けてしまうほどです。
歌の途中何度も涙する場面もあったが、次の曲に入るとちゃんとシャンとして歌っている、ここらがプロの歌手だなあと思う。
音程外すこともなくしっかり歌いきってくれてます。
後の世代にも是非聴いて欲しい名盤。
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伊東ゆかり、中尾ミエとともに15分にも及ぶ
『ザ・ヒット・パレード大メドレー』 |
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布施明はピーナッツと付き人の井本さんに捧げる自作曲
『最後の詩を教えて』を歌う |

ステージ上でシャボン玉ホリデーのコントを再現
クレイジー・キャッツ、なべおさみ、小松政夫らも出演して
「さよなら公演だよ、ピーナッツ!」
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藤田まこととは昭和37年大阪梅田コマ劇場での
思い出話も交え
『心の窓に灯を』を歌う
左端は司会の高橋圭三
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涙で歌も途切れがち・・・
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ファンからの「やめないで」の声に
ステージ中央で立ちつくす |
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公演の後半からはピーナッツは歌うと言うよりは
なんとか泣かないで歌うよう必死になっているといった状況が
手に取るように聞こえてきます。
フィナーレでは渡辺プロダクション所属のタレントが総出で
ザ・ピーナッツの引退を見届けました。
右の写真は暗くてよくわかりませんが
キャンディーズとドリフターズが写っています。
また、沢田研二もこの日会場から
ピーナッツ最後の公演を見ていたようです。
今になって思えば16年間と言うのはあまりに短すぎる気がします。
今後はレコード、CDと数少ないビデオなどでしか
二人の歌声を聴く事ができないのが寂しい限り。
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