EB-7026(モノラル盤)
A面  ルナ・ナポリターナ
  • Donpa-Gautschy
  • 訳詩  音羽たかし
  • 編曲  宮川 泰
  • 演奏  シックス・ジョーズ・ウイズ・ストリングス
B面  バイアの小道
  • D.Burgess-A.Salvet,Rouvre
  • 訳詩  音羽たかし
  • 編曲  宮川  泰
  • 演奏  シャープス・アンド・フラッツ
SEB-6(ステレオ盤)
ステレオ盤

「ルナ・ナポリターナ」
題名が示す通り、“ナポリの月”を舞台に甘 い恋の涙を流す少女の感傷を描いた佳曲です。

「バイアの小道」
キューバの一寒村“バイア”の小道に取材した ローカル・ソング。原曲は最近わが国でもヒット をみせたラテン・ナンバー“トゥー・マッチ・ テキーラ”(テキーラでへべれけ)です。 軽快なラテン・リズムによく乗ったピーナッツの 歌はきっと皆様のお気に召していただけるものと 存じます。

「ルナ・ナポリターナ」も良いんですが、B面の「バイアの小道」・・・これにはまりました(笑)
と言うのはこのシングル盤はピーナッツのレコードを集めだしてわりと初期の頃(かれこれ20うん年になりますか)に手に入れることが出来たもので、2曲ともLPとかベスト物にはほとんど入っていなかったのでそれこそ聴き倒してまして、いつもいつも聴いてたんです。
いきなり二人の♪アーアアアアアアアアア〜という難しいハーモニーがなんとも軽快で心地よくて、曲調も自分の嗜好にあっていたんです。
普通一般的には特別どうこう言うような歌ではないでしょう、きっと。
大ヒットを狙うというような曲でもなさそうだし。
でも何故だか惹かれたんですよ。
明るくて健康的なところが良かったのかなぁ?
で、しばらくしてようやく気が付いたのが解説に記されていた「テキーラでべへれけ」と言う曲。
いったい原曲はどんなものなんだろう、という私の探究心がムクムクと。
探しましたよー。

「テキーラでへべれけ(Too Much Tequila)/ザ・チャンプス」
1960年2月に全米ヒットチャート30位まで行った歌なしの演奏物の曲だったのね。
このチャンプスと言うグループはあの有名な「テキーラ」をヒットさせたグループなんだそうです。
その栄光が忘れられず(欧米でもそういうのってあったのね)その続編として出したそうですが・・・。
曲はまあ当たり前なんですが「バイアの小道」と同じメロディーです。
時々♪アイアイヤー なんて言う掛け声?が入る程度のどうってことない曲でした。
これじゃヒットしないわなあ。
そして次に大好きなカテリーナ・ヴァレンテのものが手に入りました。
こちらは一人二重唱を駆使して、しかもバックコーラスに♪ヒック とか♪ウィッ なんていう酔っ払いの声入りで言葉はわからなくてもなんか楽しく聴けます。ふーんこういう歌をピーナッツがねぇ、どうして、どこから仕入れたんだろ。
あれ?まてよ、解説に「キューバの一寒村“バイア”の小道に取材した ローカル・ソング」って書いてある。そうそう、原曲が「テキーラでへべれけ」だけど、ピーナッツがカバーしたのは「バイアの小道」。じゃこっちも聴かなくちゃ。
で、またまた探しました。

いつ誰が歌ったかって書いてないから結局見つけられず、偶然に買った10インチLPに入ってたのが
「バイアの小径で(Dans Les Rues Bahia/“Too much Tequila”)/マヤ・カサビアンカ」でした。
今と違ってインターネットで簡単に“検索”出来ない時代のことよ。
普通の書店、古本屋、中古レコード店、名古屋はもちろん東京・大阪まで行く度に回りました。
見つけたときはうれしかったぁ。
アメリカ産の曲がどういう経緯でフランスに渡ったのかわからないんですけど、これだ!と思いました(笑)
歌の内容は全然わかりません。でも可憐でささやくような素朴な歌声でした。
でもこの人がヒットさせていたのかどうかと言うことはわからず。
他にこの歌を歌ってヒットさせた人がいたのかもしれないし。
結局これを見つけたときにもうこれ以上この曲に情熱を傾けることにさめました(笑)
この曲で充分です。

書き忘れたことがありました。
ピーナッツの盤の最初の♪アーーアアアアアアアアアアアアーと言う部分は
マヤ・カサビアンカのレコードにはありません。
だから単にカバー(真似)したというものとは違いますよ〜。
ちゃんとオリジナリティーにあふれてます。
ピーナッツの魅力とは何か?
それはやっぱりハーモニーに尽きる(まだデビューして2年目、勢いがある頃です)
そこら辺も考慮して歌わせたのではないかと思うのですが。
だからピーナッツのはカバーであってオリジナルでもあると言えなくもないんじゃないかと。
ピーナッツに歌わせるのならこうしよう、こういう工夫はどうだ、と
作戦会議でもやったのかなあ、なんて思い巡らせることもまた楽しい。
オーケストラの演奏もピーナッツ盤の方がグレードアップしている感じがします。
シャープス&フラッツだしね。

でもね、くどいけどマヤ・カサビアンカの「バイアの小径で」もいいよ。
もしこれらのほかにこの曲を取り上げているものをご存知の方がいらしたら是非お知らせください。
また、いつか「バイアの小道」ばかりを集めたCDなんて作ってみようと思います。

2004-6-15(火)追加


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