ESRF-1678
A面 JE CROIS AUX MIRACLES/SOUVENIRS DE TOKYO
B面 QUAND JE DANSE/DE PARIS A TOKYO |
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A面 |
JE CROIS AUX MIRACLES/私は奇跡を信じる |
SOUVENIRS DE TOKYO/東京のおみやげ(東京の思い出) |
B面 |
QUAND JE DANSE/私が踊る時 |
DE PARIS A TOKYO/パリから東京へ |
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ザ・ピーナッツのフランスで発売されたレコードです。
45回転で、片面2曲ずつ、両面で4曲入りの正にEPレコードですね。
いわゆる“シングル盤”とは違って“EP”です。
ヨーロッパではこういった17センチで45回転の4曲入りという物が多かったようです。
ジャケットは光沢コーティングの見開き型で、
日本では見たことの無い写真ばかりなので現地で撮られたものかもしれません。
A面の2曲目はおなじみの“スーヴェニール東京”なんですが
ここではフランス語で歌っています。
“スーヴェニール東京”はキングレコードから出ているCD等で聴く事が出来ますが
他の3曲については今のところフランスでもCD化はされていないようです。
1965年頃と言うのは、ビートルズが出てきて洋楽の世界もずいぶん変わってきた頃。
でも、この4曲はまだ1960年代のポップスといった明るく健康的な印象の曲です。
よき時代のよきポップスの流れを継承している、ザ・ピーナッツ向きの曲と言えるもののような気がします。。
このレコードが手に入ってから随分経ちましたが、その間何人かの方に翻訳をお願いしてきました。
しかし・・・、どうもピーナッツのフランス語の発音が怪しく、聞き取りづらいと言う意見が大方でして(笑)
やむなく歌詞の意味の掲載をあきらめました。
フランス語の発音に少々問題ありと言うことと
言葉と言葉のつなぎの部分、区切りの部分がわかり辛くて、
意味がわからないと言うことでした。
ドイツ語では現地の人たちからも賞賛されたピーナッツでしたが
(8枚もシングル盤が出たのが何よりの証拠)
さすがにフランス語は苦手だったようですね。
Tetsurohさんと、ウシオさんのお友達の方、その他のみなさん、
ご面倒おかけしました。
どうもありがとうございました。
また、引き続きどなたか聴き取りで意味がわかるという方いらっしゃいましたら
是非ともご連絡ください。
よろしくお願いします。
ジャケットの内側に書いてあるプロフィールのようなものは
ちゃんと翻訳していただけましたので紹介します。
名前 |
エミとユミ |
生年月日 |
1945年4月1日 |
生まれた場所 |
名古屋 愛知の県庁所在地 日本 |
肖像(ポートレート) |
彼女たちは明らかによく似ています。
なぜなら双子だからです。
見分ける方法としては、エミは小さなホクロが目の近くにあります。
しかしながら周囲の人々を困らせる為に、ユミは同じ場所に化粧をして偽ホクロを付けることがあります。。。
ですから振り出しですね! |
経歴 |
日本ではザ・ピーナッツは《アイドル》です。
アイドルと言うのは、多くの賞をもらったレコードや、映画、ミュージカル、ミュージックホール、テレビ(彼女たちの為の番組が週に一度ある他、よく他の5つのチャンネルにも出演している)
我々フランス人も既に彼女たちを《東洋の夜》と《東京のネオン》という番組によって知っている。
(フランスのテレビ局において二回放送された。)
彼女たちはフランス及びパリは歌にとって最も重要な場所だと考えている。
そして彼女たちは初めてのフランス語でのレコードの前に東京でフランス語の授業を受けたのであった。 |
身長 |
1メートル55センチ |
体重 |
45キロ |
靴のサイズ |
(ヨーロッパサイズで)32!
訳者注:→ ヨーロッパサイズで32=約20センチ。
あまりに小さいので「!」がついていると思われる) |
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当時の会報誌にフランスのことが載っていたのでその部分をピックアップ。
丁度“バーデン・バーデン音楽祭”の後にそのままフランス入りして
レコーディングと、ショーを行ってきたようです。
ドイツのゲスト出演だけでも大変なのにフランスまで行ってレコーディングとショーなんて、
あらためて、すごいスケジュールだなあ!
ユミ |
ドイツのあとフランスに行ったの。
フランス人てどっちかと言うとシー調なの。
疲れちゃったわ(笑) |
エミ |
雰囲気に弱いんじゃないかしら。(笑) |
ユミ |
チャラチャラしているのよ。
人を楽しませるのよね。
だからフランスにいる時はドイツに帰りたくなっちゃって・・・・(笑) |
エミ |
フランスでも4曲レコーディングしたの。
もちろんフランス語でよ(笑)
即席だったから大変!
ホテルで夜中に二人で練習して・・・・発音がむつかしいのネ。
泣きたくなっちゃった。 |
ユミ |
インタビューなんか全部英語なの。
向こうで言ってる事で何か一つでも単語がわかればイエスとかノーなんて・・・・(笑)適当に答えちゃったりして・・・・・。 |
エミ |
トシをかくしててよかった(笑) |
ユミ |
そうよ。22、3才になって英語もわかんないのかなんて思われたら、ちょっとネ・・・15、6才でよかった(笑) |
エミ |
英語で歌を歌っているから当然会話も出来ると思われているでしょう。そこがつらいとこ。 |
帰国後に“ザ・ヒット・パレード”の番組でこのレコードに入っている“E CROIS AUX MIRACLES/私は奇跡を信じる”と“QUAND JE DANSE/私が踊る時”を歌っていたようで、☆ピーナッツ・ホリデー☆をご覧になっている方の中にも、その当時ご覧になってて、これらの歌を記憶されている方も何人かいらっしゃいました。
当時番組では“E CROIS AUX MIRACLES”は“愛の奇蹟”というタイトルで紹介されてたようです。
このときの衣装が背中が完全にあいたものだったそうなので結構話題になった見たいです。“バーデンバーデン音楽祭”で着てたものだったのかな?こういうドレスが話題になる時代だったんですね。
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