K22A-454
ザ・ピーナッツ・ヒストリーVol.1/ザ・ピーナッツ |
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【SIDE A】
- 可愛い花(オリジナルシングル盤)
- 南京豆売り(オリジナルシングル盤)
- 情熱の花(オリジナルシングル盤)
- 悲しき16才(オリジナルシングル盤)
- パパはママにイカレてる
- ふりむかないで
【SIDE B】
- 手編みの靴下
- 若い季節
- モスラの歌
- 恋のバカンス
- ウナ・セラ・ディ東京(1968年盤)
- かえしておくれ今すぐに
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先のシングル盤の復刻に続いて今度はLPでその企画が始まりました。
ラインナップは“寺内タケシとブルー・ジーンス”が5枚、“井上宗孝とシャープ・ファイブ”が4枚、
その他“バニーズ”、“伊東ゆかり”各1枚”ザ・ピーナッツ”が2枚“ビッグ・ヒット・メモリアル”
と題した歌謡曲のオムニバスものが1枚、合計14枚です。
全部がオリジナルLPの復刻と言うわけではありません。
そして寺内タケシさんとかバニーズの物は守備範囲外なので復刻なのか新企画なのかわかりません。
さて、ザ・ピーナッツの1枚目、帯の“ヤングピーナツの魅力満載”と言うようにデビュー曲から昭和40年までの主だった12曲が収録されてます。
この時期のピーナッツの歌を12曲に絞るのは無理な話で選曲には苦労したと思われるけど、まぁ、無難なものではないでしょうかネェ。
ピーナッツのLPに“モスラの歌”が入ったのはこれが初めてじゃないかなあ。
で、このLPには音楽評論家の藤中 治氏による解説が載っています。
(ザ・ピーナッツのLPに解説が載るのは珍しい)
大まかな内容としては、人間はハーモニーを好む、と言うこと、そして人の歌声と言うのはさらに美しい。それらを集約させたのがザ・ピーナッツだと言うこと。
ただピーナッツにしても生まれつきあのハーモニーがあったわけではなく相当に厳しい稽古があったうえで成しえたもの。
歌の技術、努力、才能に関して未だに越すチームがが出てこない・・・。
シングル盤、LP、紅白の連続出場と言った偉大な記録は、確かに力があり、技もあり、タイミングも良かったからとは言え、ただ波に乗っただけではなく、波の中で考え、動き、悩んだ上での成果がある。
藤中さんの文章にはザ・ピーナッツのことをよく理解されているなあと感じました。
そして悩んだ末の結論が“引退”と言うことになるんでしょうか・・・。
尚、このレコードは“ななさん”のお父様の所蔵品も提供していただきました。(感謝!)
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