ザ・ピーナッツsings宮川 泰  KICS 1258〜59
2006年9月6日 発売!
【CD 1】

1. シャボン玉ホリデー
2. スク・スク・ドール
3. あれは十五の夏祭り(スク・スク音頭)
4. 山小屋の太郎さん
5. ふりむかないで
6. 二人の高原
7. 手編みの靴下
8. わたしの心はうわのそら
9. 加茂の流れに捨て扇 初CD化
10. 恋のバカンス
11. こっちを向いて
12. 舞妓はん音頭
13. 東京たそがれ
14. 好きな好きな人
15. 二人の幻想
16. キャンディー・ムーン
17. ジューン・ブライド(六月の花嫁)
18. ジューン・ブライド
19. 好きになっちゃっちゃった
20. ウナ・セラ・ディ東京

【CD 2】

1. 青空の笑顔
2. マイ・ラブ
3. 幸せを呼ぼう
4. あなたの胸に
5. 明日になれば
6. あの空の向こうには
7. 愛のかけはし
8. 愛は永遠(とこしえ)に
9. 銀色の道
10. しあわせの花を摘もう
11. 愛のフィナーレ
12. 愛の果てに
13. 北風に消えた恋
14. たった一度の夢
15. 恋のオフェリア
16. 昨日の恋 初CD化
17. ロンリー香港
18. よこがお
19. 浮気なあいつ

2006年3月21日に亡くなられた宮川泰さんがザ・ピーナッツのために作曲した作品をほぼ全部収録した2枚組CD。

ほぼ全部としたのはひょっとしてまだ他にも埋もれている可能性があるからです。
レコーディングはしたもののお蔵入りになったものもありそれらは以前のCDボックス【ザ・ピーナッツ・ドリーム・ボックス】にも収められていますがまだ何かありそうな気がしてるのであえて“ほぼ全部”としました。

大体年代順に並んでいるので1961年(昭和36年)から引退の年1975年(昭和50年)までのザ・ピーナッツと宮川先生の足跡が聴けます。

海外の作品に影響を受けたとされる初期の傑作“ふりむかないで”や世のバカンスムードに火を付けたとされる“恋のバカンス”、世界中で競作となった“ウナ・セラ・ディ東京”など当時は“無国籍歌謡”として決して良い評価ばかりでもなかったようです。
でもその評価は誰がするんでしょうか?
私たち聴く側が良いと思えばそれで十分であり、著名な評論家の意見などは時にはバカバカしくもあります。

ザ・ピーナッツは引退後さらにファンの熱烈な支持が続きレコード、CDの相次ぐ発売で過去のレコーディング曲の多くがCDになってよみがえりました。
でもまだまだ未CD化の曲もいくつかありその中から今回新たに2曲が初CD化になりました。
“昨日の恋”は1970年9月28日サンケイホールで開かれた“宮川泰リサイタル”にて出演したザ・ピーナッツのために用意されたリサイタル用の新曲でしたが、この後ピーナッツがこれを歌うことは無かったようです。
かつてはポピュラー、流行歌の作曲家が自身のリサイタルをよく開いていたようですね。
その度に新曲を作り数人のゲスト歌手を呼んで披露していたということがありました。

こうして2枚のCDを聴いてるとあっという間に39曲聴き終えてしまいます。
どれ一つとって駄作はありません。
どれも品があって格調高く真面目な印象を受けます。
やっぱりピーナッツって“ひたむきに”歌ってきたんだなあという気ががしました。

あとブックレットには全曲のレコーディング日時も載っていると言う親切さです。


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