2007年夏、キングレコードからザ・ピーナッツの「今池音頭」のマキシシングル発売に向けて企画進行中という連絡が入りました。
最初は何かの間違いじゃないか、とか冗談?とあまり信じてなかったのです。
しかし、私の半信半疑の気持ちをよそにちゃんと話は進められていたようで、いよいよ発売決定と言う時期になって、今池商店街のTOKUZOサンから連絡を受けました。
その後は「今池音頭」についてあらためて手持ちの資料などをもう一度洗って詳しく調べました。
データとしてはあまり詳しく残ってないようですが録音日は
1960年7月7日と言うことです。
☆ピーナッツ・ホリデー☆でも取り上げていますが1960年9月に名古屋の名鉄ホールで3日間「ザ・ピーナッツまつり」と言う公演が行われました。
それに先立ってテレビ塔前の広場で「今池音頭」を披露し、ザ・ピーナッツはオープンカーで市内をパレードしたことも週刊誌等のグラビアで紹介されています。
ザ・ピーナッツはデビュー1年後の1960年3月に東京で後援会が発足し、次第に地方の会員も増えていったので、1960年9月に中京地区支部と言うのが出来て、そのお披露目も兼ねての「ザ・ピーナッツまつり」だったようです。
テレビ塔の展望室で名古屋支部の発会式が行われています。
このときの初代支部長となられたのが今池の、ある商店主だったのです。
後援会の会報では特に名古屋支部の依頼で「今池音頭」が作られたと記されています。

1960年9月ごろに発売されたのは78回転のSP盤です。
当時レコードのシングル盤は300円から350円くらいでしたから結構割高だったことがわかります。
ただ、ピーナッツがその後も「今池音頭」を頻繁に歌ったかと言うと、そうでもないようで、後援会の会報誌にはその後「今池音頭」の文字を見つけることはありませんでした。
ですからまさに“幻の”となったわけです。
翌年1961年に45回転のドーナツ盤も出たようですが、果たしてこれが全国販売だったのかは不明です。
でも、昔も今回のシングルも「今池商店街」の皆さんの熱意のこもったレコード(CD)には違いありません。
今池商店街では次のお店で扱っていますので欲しい方はTOKUZOさんか各店舗に問い合わせてみてください。
ザ・ピーナッツ初と言ってもいいマキシシングルです。
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“今池音頭”取扱店
ダイエー今池店・サービスカウンター
ユニー今池店・サービスカウンター
P-CAN FUDGE
ウニタ書店
松屋カメラ
ちくさ正文館
定価:\1,000
問い合わせ:TOKUZO
052-733-3709
info@tokuzo.com
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