ザ・ピーナッツの祇園小唄 《ピーナッツのムード民謡》
THE PEANUTS/the folk songs
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SKG-4(ステレオ盤) |
LKF-1317(モノラル盤) |
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第1面
- 祇園小唄
- 深川くずし
- ダンチョネ節
- お江戸日本橋
- 宵待草
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第2面
- 加茂の流れに捨て扇
- 北上夜曲
- 関の五本松
- 大島節
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編曲 |
宮川 泰 |
演奏 |
キング・シンフォネット(第1面 1,2)
レオン・サンフォニエット(第1面 3〜5 第2面) |
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副題に「ピーナッツのムード民謡」とあるように、今回のアルバムは先に発売された「ピーナッツ民謡お国めぐり」に比べると、落ち着いた選曲になっていて、お座敷ムードとでもいえるような内容です。
「ピーナッツ民謡お国めぐり」では若さ・勢い・ひたむきさなどが伝わってきますが、このアルバムではザ・ピーナッツもデビュー5年目を迎え、しっとりとした大人の雰囲気が出てきて、ハーモニーにも余裕が感じられます。
「祗園小唄/深川くずし」はシングル盤としても発売されました。
第2面の「加茂の流れに捨て扇」(作詞/たかおかんべ 作・編曲/宮川泰)は、当初この年ザ・ピーナッツ主演で映画化された「若い仲間たち/うちら祗園の舞妓はん」の主題歌としてレコーディングされたようですが、実際にはシングルカットはされず、主題歌として発売されたのは「舞妓はん音頭/うちら祗園の舞妓はん」になりました。
そのあたりのことを勁文社のフォノシート「ザ・ピーナッツの情熱の花」の中で二人が会話をしています。
【二人の会話・抜粋】
エミ:かんにんどっせ。うちのお座敷が忙しゅうてあの人は東京へ行ってしまいはった。
ユミ:ウヘヘ、変な京都弁。
エミ:だって、今度の映画「祗園の舞妓はん」のセリフの勉強をしてるのヨ。
ユミ:そうか。京都弁っていちばん女性的で美しいけど、いちばん難しいわね。
エミ:ほんまに難しいどっせ。
ユミ:それでは映画「祗園の舞妓はん」の主題歌「加茂の流れに捨て扇」を
二人:聴いておくれやす
となっています。
なお、エミ・ユミは私が独自に振り分けましたので、実際どちらがしゃべっているかは定かではありません。 |
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