SKK-33

ウナ・セラ・ディ東京ピーナッツのザ・ヒット・パレード第5集
第1面
  1. ウナ・セラ・ディ東京
  2. 恋の裏切り
  3. ラ・ノビア
  4. ジューン・ブライド
  5. こっちを向いて
  6. ほほにかかる涙
第2面
  1. 知らなかった
  2. ポエトリー
  3. ピノキオへの手紙
  4. 夢見る想い《ノ・ノ・レタ》
  5. 花はどこへ行った
  6. 青空の笑顔
編曲・指揮 宮川泰:(第1面:4,5 第2面:6)
東海林修:(第1面:1〜3,6 第2面:1〜5)
演奏 レオン・サンフォニエット

この年あたりからイタリアのポピュラー音楽カンツォーネが人気を集めだし大勢のポピュラー歌手が取り上げました。ザ・ピーナッツもたくさんレコーディングしてくれました。(月影のナポリのころはカンツォーネとは言っていなかった様)考えて見れば、「ウナ・セラ・ディ東京」も和製カンツォーネですよね。

ビートルズの出現でそれまでのポップスが完全に塗り替えられ、英語の歌の日本語のカヴァーができなくなって、徐々にみんなオリジナルの歌謡曲を歌うようになっていったこの時代はポピュラー音楽の転換期だったのかもしれません。

「ラ・ノビア」はトニー・ダララというイタリアの人気歌手のヒット曲ですが、元々はアルゼンチン産の歌なんだそうです。
日本ではペギー葉山がブラジルに旅行に行った時に向うで見つけてきて帰国後レコーディングしたそうで、発売は1962年9月と言います。その後地道に歌いつづけ、この年1964年に大ヒットしました。ついでに言うと「ラ・ノビア」は恋人とか婚約者という意味だそうです。

「ほほにかかる涙」は、1964年のサンレモ音楽祭でイタリアのボビー・ソロとアメリカのフランキー・レインがパートナーを組み入賞した作品。ボビー・ソロのシングル盤はイタリア初のミリオン・セラーとなる大ヒットになりました。この曲とジリオラ・チンクエッティの「夢みる想い」が日本でのカンツォーネブームのきっかけになったんです。「夢みる想い」は1964年のサンレモ音楽祭の優勝曲。この時17歳になったばかりのチンクエッティはその後日本で最も人気のあるイタリアの歌手として長く愛されています。

「知らなかった」は現在でもイタリアのポピュラー界最高の女性歌手として度々来日しているミルバのヒット曲。ピーナッツとミルバの競作盤として発売されました。

このLPで興味深いことは、恩師の宮川先生の編曲が12曲中3曲しかなくて、あとの9曲は全部東海林修先生と言うことです。
宮川先生のちょっと派手めなアレンどじとは違ったしっとりと情感がこもった編曲は聴く側にも新しいピーナッツの魅力を伝えてくれている気がします。


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