沢田研二作品を歌う/東京の女/ザ・ピーナッツ・デラックス SS-372

SEVEVTEEN SERIES/33r.p.m.












  A面
  1. 東京の女
  2. 白い小舟
    作詞:山上路夫
    作曲:沢田研二
    編曲:クニ河内
    演奏:オールスターズ・レオン
  B面
  1. 男と女の世界
  2. しあわせの誓い







背景写真は添付の美麗カラーポート

昭和45年、ザ・ピーナッツの新境地を開拓するべく製作陣一新で望んだ「男と女の世界」。
そして2作目の「東京の女」。
なんと言っても話題は沢田研二作曲と言うことなんだけど、元々のきっかけは1970年“ヤング4月号”のザ・ピーナッツ・ファンインタビューでお二人が語っているのでそこから転載。

エミ ほんとにふとしたことからなんですけど、ちょうどレコーディングの選曲に難行している時にね、NTVの「シャボン玉ホリデー」スタジオで沢田君がギターの弾き語りで歌っているのを聞いたんですよ。
それがとってもいい曲なんで、聞いたら自分の作曲だっていうでしょう。
ユミ メロディーも新鮮だし、ピーナッツもすっかり気に入っちゃって、さっそくマネージャーに話して、今度の曲をお願いしたわけなの。

と言うことで彼に依頼したみたいです。

シングル用の曲はまあそれなりのものだと思うけど、問題は「白い小舟」!
これを初めて聴いた時「え?こういうの歌ってもいいの?」と思いました。
ピーナッツのイメージが・・・・
正直に言うとデビュー十周年の頃の歌たちは、なんとなく方向性が定まらず、の感じがしていたのです、私は。
もちろん長年のファンの方たちには舞台で見るピーナッツのショーは(きっと)いつも素敵で、「愛のフィナーレ」や「哀愁のヴァレンティーノ」なんかは舞台映えしていたと思うし、新曲が出る度に応援されていたとは思います。
しかし、私はこのころあゆみさん、由紀さん、ちあきさん、ヒデとロザンナなど新しい歌謡曲にのめり込んで行ってた頃。
学校でも一人で♪今あなたは目覚め〜なんて歌って友達からからかわれたりしてたし。

そういう時代にピーナッツの歌はなんか少し違うな、と言う気が・・・。
まぁ、その頃はヒットしてる歌中心に聴いてたからなぁ。
いわゆる「良い歌」と「ヒットしてる歌」は違うんですよね。
(あくまで私が一人で思ってたことデス)
そういうの払拭したかったのだろうか、とか、いろいろ思いましたけど、とにかく「男と女の世界」はともかく「東京の女」はまあヒットしたし好きでした。
流行歌手としてヒット曲を出し続けるのは大変なこと。LPに自分達の世界を表現することの方がまだやり易かったのかもしれません。
「フィーリン・グッド」や「華麗なるフランシス・レイ・サウンド」が未だに世間から高い評価を受け、中古レコードが高値安定なのはそういった意味からザ・ピーナッツが評価されているからに他なりません。

この4曲入りLPの中の「白い小舟」はひょっとしたら新曲用にいくつか作ったうちの一つだったかもしれないし、特にこのレコードのために作られたものなのかもしれません。
そこらへんはよくわからないけど、どっちにしてもシングル用ではないですね。こういう機会でもなければ世に出なかった曲かも知れません。

30年余を経てあらためて聴けば自分も大人になったし、まあ、ピーナッツの新分野と言う意味で有りかな。
この時ピーナッツは28か29歳?だし。こういう歌を歌ってもいいんだけど。
でも、やっぱりピーナッツの全部のレパートリーの中では異質な気はします。
そして、2004年6月についにCDに収録されました。
「ザ・ピーナッツ・レア・コレクション」
夜一人でヘッドフォンで聴いてください。



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