★このボックスセットの発売を知ったとき、ついに、待ちに待った物が出るという興奮を押さえきれずにレコード店へ駆け込み、すぐに予約をしました。
予約表に住所や名前を書くときも手が震えているのを抑えきれませんでした。
そしてこれだけのものが発売されるのだから、なにかチラシのようなものがないか尋ねたところ、そういうものは来ていないといわれ、『でも!』と食い下がり、お店用に届けられる販促用パンフレットの中に入っていたのが今回紹介・るチラシでした。お店の人に頼み込んでこれをもらってきたのでした。

★内容を見ながら発売までの数週間、期待に胸は膨らみ特に「DISK-10」の「夢のボーナス・トラック」にはどんな曲が入っているんだろうとわくわくしました。
チラシには「バージンテイク/宮川泰推薦コーナー」と書いてあり、曲目には「山寺の和尚さん」「哀しき小鳥のワルツ」の2曲が書いてあります。2曲とももちろん今までにレコード化はされていなかった曲で、きっと他にもお蔵入りになったものがいっぱいあるんだろうなぁと、あらためてピーナッツのレパートリーの多さを再確認しました。

★ざっと内容を紹介しておきますと
 @シングルス・1
 Aシングルス・2
 Bシングルス・3
 Cシングルス・4
 D夢のヒット・パレード
 Eジャパニーズ・ドリーム
 F夢の世界旅行
 Gスクリーン・ドリーム
 Hラスト・ライヴ(モニュメント)
 I夢のボーナス・トラック
以上となっています。

このうち@からCまでのシングルスは「可愛い花」から「モスラの歌」までの全シングルA面の完全収録となっていました。(実際は入っていなかったものもありましたけど。)
また今年(1999年)5月にザ・ピーナッツ40周年企画としてB面曲も含めた2枚組のCD「ザ・ピーナッツ・シングルス」が4種類発売されていますが、A面に関してはこの「ドリーム・ボックス」と全く同じ収録になっています。

Dの「夢のヒット・パレード」は60年代のカヴァー・ポップスを集めたもので、シングルのB面になっていた曲やアルバムからのものが主です。めずらしいところでは「月影のキューバ」、「タミー」なんていうものも入っています。

Eの「ジャパニーズ・ドリーム」は初期のシングルB面の民謡やアルバム「祗園小唄」、「ダブル・デラックス」の2枚目の「ノスタルジック・ムード」などから童謡、唱歌などを集めたものになっています。

Fの「夢の世界旅行」はタイトルに海外の地名が使われている曲を中心に収められてありピーナッツのオリジナル曲「ロンリー香港」も入っています。

Gの「スクリーン・ドリーム」はその名の通り映画主題歌を集めたものです。
「華麗なるフランシス・レイ・サウンド」と題された1971年発売のアルバムとそれ以前に出た5曲を収録しています。「愛のレッスン」や「パリのめぐり逢い」、「風のささやき」などの歌詞がなくスキャットだけのものもたいへんピーナッツの上手さが出ていて素晴らしいものがあります。

Hの「ラスト・ライヴ」はさよなら公演の実況録音ですが、1980年に2枚組LPで発売されたものをその後カットして「ザ・ピーナッツ・ラスト・コンサート」としてCD発売されましたが、これはそのバーションで、私はこれには少々不満があります。
2枚組のアルバムのときも実際の公演よりも大幅にカットされていたようですし、さらにそれよりも短くなっているので、かいつまんで聞かされている気がしてなりません。是非、全部を収録したCDを期待します。

Iの「夢のボーナス・トラック」は未発表曲コーナーと宮川泰推薦コーナーがあり、未発表曲には1961年の「あるおちゃめな物語」から1969年の「哀しき小鳥のワルツ」まで15曲収められています。その中には1965年ドイツで発売されたと思われる曲が4曲入っています。
宮川泰推薦コーナーには、宮川先生アレンジの「ダンス天国メドレー」、「祈り・組曲」などとザ・ピーナッツのテーマソングとしてデビュー曲のB面に入っていた「南京豆売り」が最後に収録されています。

★ともかく10枚組ポックスセットという画期的な全集で、2万円という価格は大きな出費となりしたが、ザ・ピーナッツのほとんど全てを堪能できるという点からしてもたいへん魅力のある全集アルバムです。

☆旧ピーナッツ・ホリデーからの再掲載。


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