KICX-3120
SP原盤再録による 花のスター・アルバムvol.3 


2002年4月3日 キングレコード

  1. リトル・ダーリン(平尾昌章)
  2. 監獄ロック(平尾昌章)
  3. ロンサム・カウボーイ(平尾昌章)
  4. かたみの十字架(伊東ゆかり)
  5. .ラリパップ(ロリポップ)(伊東ゆかり)
  6. バラ色の人生(高英男)
  7. 詩人の魂(高英男)
  8. ラ・メール(高英男)
  9. フル・フル(中原美紗緒)
  10. パリのお嬢さん(中原美紗緒)
  11. キサス・キサス・キサス(ザ・ピーナッツ)
  12. 米山さんから(三階節)(ザ・ピーナッツ)
  13. (チャッキリ節より)チャッキリチャチャチャ(ザ・ピーナッツ)
  14. おてもやん(江利チエミ)
  15. サーカスの少女(江利チエミ)
  16. ふるさとのお母さん(江利チエミ)
  17. ジングルベル(江利チエミ)
  18. サイレントナイト(ペギー葉山)

キングレコードの「SP盤再録シリーズ」のオムニバスアルバム第三弾。
ザ・ピーナッツはSP盤レコードは実質4枚しか出ていないので単独でこのシリーズに参加することは無理なので、こういったオムニバスものに収録されていますが、「花のスター・アルバムvol.1」には「情熱の花」一曲のみ収録されていています。

で、こういったCDの場合詳細な解説書は欠かせないと思うんですが、歌詞カードには「原題、訳詞、作曲、編曲、演奏者」ジャケット裏には「オリジナル発売年月」これだけしか書いてありません。
もう少し突っ込んで、この曲をレコーディングした頃のエピソード、どうしてこの曲を歌わせたのか等の事柄などが載っているともっと良かったのにと思います。当時の関係者からお話が聞けるうちに!?
でなきゃ、単にホームセンターとかで売られている安いCDとなんら変わらない。

「SP原盤再録による」と言うことで、出来るだけ手を加えない自然の音の再現に心がけた。
SP盤は当社の永久保存盤の未使用盤を使い、特性のプレイヤーをこの企画のためだけに用意した。従って多少の針音、ノイズは敢えて除去せず、その歌が流行った当時皆さんが耳にした音を可能な限り再現した。とあります。
実際聴いてみると「キサス・キサス」「チャッキリチャチャチャ」なんかは確かにSP盤独特の「シャー」というノイズが入っています。
これがSP原盤の音なのかと思いますが、今までに数多く出ているピーナッツのCDと聞き比べても同じテイクのような気がするのです。このCDだけ「シャー」というノイズがあるのは何故なのか。今までのCDに入っている「キサス・キサス」「チャッキリチャチャチャ」の原盤は違うものなのか、あるいはマスタリングし直してノイズ除去してCD化されたのか・・・。
未使用原盤というものについてもっと知りたい。45回転EP盤の原盤とは違うのか。

いろんなことを考えさせられる今回のCDでした。


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