KICX-7098
昭和フォーティーズ
ザ・ピーナッツ・オン・ステージ |

発売日: 2002年9月4日
価 格: 2000円 |
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- 対自核
- イッツ・トゥ・レイト
- プラウド・メアリー
- メドレー
- 東京の女
- サンフランシスコの女
- リオの女
- 情熱の花
- ふり向かないで
- ウナ・セラ・ディ東京
- 恋のフーガ
- バック・オブ・ブガルー
- エピタフ
- 《ポップス・タイム・トンネル》
- 監獄ロック
- レモンのキッス
- ダイアナ
- 恋の片道切符
- ミスター・ベースマン
- 悲しき雨音
- ビー・マイ・ベイビー
- ゴッド・ファーザー
- さよならは突然に
- 可愛い花
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このCDの発売を待ちに待っていました。
ザ・ピーナッツのレコードはほとんどがCD化され、ファンにとってはとてもありがたい、そしてうれしいアーティストの一人なんですが、毎年のように繰り返される似たようなベストアルバムが出るたびに、「今年はどんなのが出るのかなぁ?」と気をもんでいたものです。
レコードでは通常の2チャンネルステレオ「ザ・ピーナッツ・オン・ステージ(SKA-37)」と当時流行りの4チャンネル盤「ザ・ピーナッツ・オン・ステージ(4K-38)」の2種類が出ていました。
今回のCDは通常盤の方のCD化です。
2種類のライブ・レコードは収録曲が若干違うのでどちらかなあと思っていましたが、まあ通常盤の方で正解でしょう。
というのは4チャンネル盤は収録曲が少ないのと、客席の拍手なんかが不自然にあとから付け加えられているような音で、聴いててちょっとなあ、と言う感じなんです。
通常盤の方が自然にザ・ピーナッツ・ショーを楽しめると思います。
収録曲は当時の最先端のロック&ポップス(このあたりの曲は私は詳しくありません。せいぜいキャロル・キングくらいしか知りません)、オリジナルヒット曲、懐かしいカヴァー曲メドレー、そして最新曲の「さよならは突然に」、最後にデビュー曲の「可愛い花」を新アレンジで披露し、司会者の言葉「今、ピーナッツの目の前には明日だけがあるのです」の言葉どおり初心に帰って歌の道に精進する、と思いきやこのライブレコードが出た年の10月に「シャボン玉ホリデー」が終了。その後ザ・ピーナッツは引退を考えることになってしまいました。
そう言う時代背景も心に刻んでこのCDを聴くとまた新たな歌の深みも感じられると思います。
またこのライブではザ・ピーナッツ=双子ならではの歌詞の間違いもあります。
ザ・ピーナッツはめったに歌を間違えませんでしたが、このライブのなかの「ふり向かないで」では一番の♪今ねくつしたなおしてるのよ〜と言うところを2番目の♪今ねスカートなおしてるのよ〜と歌ってしまいました。しかし以心伝心か二人が違う歌詞を同時には歌いません。ちゃんと間違ったなりに歌詞を合わせているのです。これはすごいとしか言いようがありません。何気なく聴いてると不自然ではなく聴きすごしてしまいますよ。
そんなところも聴き所の一つとして是非買って聴いてください。 |
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