SKM(H)-2149
NHKみんなのうたよりvol.9

第1面
  1. 森の熊さん(ダーク・ダックス)
  2. わが名はカウボーイ(ひばり児童合唱団)
  3. マヌエロ(坂本秀明/坂本児童合唱団)
  4. アヒルの行列(ボニー・ジャックス/ひばり児童合唱団)
  5. 子犬のプルー(倍賞千恵子)
  6. この橋の上で(杉並児童合唱団)
  7. カンタカナリート〜風よりもかろやかに〜(ザ・ピーナツツ)
第2面
  1. こわれそうな微笑(大庭照子)
  2. たとえば(ボニー・ジャックス)
  3. そして君は(BUZZ)
  4. 今でも船長と呼ばれている船長の夜(友竹正則)
  5. 詩人が死んだとき(大庭照子)
  6. 星と虹と(芹 洋子)
  7. 空に小鳥がいなくなった日(上条恒彦)

★みんなのうたのレコード化第9集にピーナッツの歌った歌が収録されています。
実際にこの歌が流れてた頃のことははっきりとは覚えていません。
「子犬のプルー」はなんとなく覚えてるんだけど・・・。

「カンタカナリート」はピーナッツのハーモニーを生かした美しい曲です。
汚れのない美しいハーモニー・・・歌手生活15年目のピーナッツ、一般的に見ればベテランと呼ばれる歌手ですよね。
こういう歌が歌えると言うのはピーナッツの大きな強みでもあると思うんだけど、突き詰めて考えると“大人の歌手”・・・まあ“大人の歌手”と言うものがいったいどういうものなのか、と言う問題もありますが、このレコードが出た1年後、ピーナッツは梓みちよさんの“二人でお酒を”でのカムバックに大きな衝撃を受けたと聞きます。
(※“二人でお酒を”は元々1973年平尾昌章のリサイタル用に作られたステージ用の曲でした。その後好評だったので翌1974年にレコード化、大ヒットとなったもの)
このヒットを見たピーナッツは、私達は絶対ああいうスタイルでああいう歌は歌えない、と自分達の引き際を現実のものとして考えるようになったそうです。。
“シャボン玉ホリデー”が終わり、テレビのレギュラー番組もなくなって時々オリジナルの歌謡曲を歌って出るだけになってしまったテレビ。
ピーナッツの行く末をピーナッツ自身が一番考えていた頃ではないかと思います。
そんな頃の歌声なんです。

しかし、しかしですよ、この歌から30余年を経た2004年の今、あらためて聴いてみてください。
やっぱりピーナッツは素晴らしいんです。
おかしなイメージチェンジなどしなくて正解だったと思えるはず。
(梓さんがおかしいということではありません、彼女の変身は立派だったし大成功だったと思います)
でもピーナッツの場合そんなことしなくてもいいんです。
実は昔から昭和47〜8年ごろのピーナッツの歌声には“情緒”と言うものが少し感じられないんじゃないか、と言う気がしたんです。ちょっと凄みの聞いた低音、やけに高いソプラノ、二人の歌声を揃えているだけで、感情がこもっていないと言うか抑揚がかけてるというか、そんなイメージが少しあるんです。
そんな思いを払拭するかのような、デビューの頃に戻ったような澄んだ歌声がここにはあります。
今のところCDにはなっていないようなので、当時のレコードでしか聴けませんが、もしも聴く機会があったら是非聴いて欲しい曲です。



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